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"フェリーとしま"
乗船が開始された。いよいよだ。
タラップは夢の島への架け橋。憧れの地を目前に、胸が高鳴る。


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「旅」の定番、2等客室。これぞ島旅。
離島航路と言えばオンボロ船であることが通例だが、ここはそうではなく。
整然と並ぶ毛布は高級ホテルにも劣らないホスピタリティ。


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"トカラの証"
セブンアイランドのロゴは、ここでしか見れない。感激。


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十島村は7つの有人島からなる極小自治体。
フェリーとしまは、それらの島を順々に寄港しながら進む。

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朝の港湾風景

目が覚めたらここだった。


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2つめの島"中之島(Nakano-shima)"
1つめの"口之島(Kuchino-shima)"から全部の島を拝もうと思ってたのに、寝過ごした(;∀;)


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実はくろまる、トカラ列島の存在を信じてなかった。

鹿児島と奄美の間に、人口50人ほどの島がいくつもある?
外界との交通手段は、週に1便のフェリーだけ?
自販機さえ無い島があり、お金を使える場所が無い。


現代日本に本当にそんな場所があるのか?

想像のできない世界。
だからこそ自分の目で確かめて納得したかった。そんな秘境に行きたかった。


今、眼前に広がるのは紛れもないトカラの島。


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荷役が終わり、フェリーとしまは離岸していく。


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御岳、通称トカラ富士
標高はトカラ列島最高の979m。


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フェリーとしまは次の島へ向かって進む。


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いくつか島影が見えてきた。


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どちらも秘島好きにはたまらない島。

"臥蛇島(Gaja-shima)" "小臥蛇島(Kogaja-shima)"

荒涼な岩肌が海に落ち込むこの島は現在は無人島。
前者はかつて人の営みがありながら、集団移住により無人島化した。


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お次は"平島(Taira-jima)"


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平坦地を意味する「たいら」では無い。むしろ逆。
落ち延びた平家一族が源氏の追手から逃れるために、
自然の厳しいトカラに隠れ住んだことに由来する。


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港に入ってくる。
トカラの島々は港から集落までは、鬼坂が定番。基本的に港周辺に民家はない。


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防波堤に、一島一島違った絵図があるのが嬉しい。


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平島は港湾施設が小さく、小宝島の次に就航率がよろしくなった…はず。


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お次は"諏訪之瀬島(Suwanose-jima)"


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国内有数の活火山を有する火山島。いつも噴煙が上がってる(らしい)


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最高峰の御岳は799m。
手前の台地にはトカラ列島唯一の空港があるが、定期便の就航は無い。


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雲のように見えるけど、噴煙


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トカラに来る前にネットで色々調べていたら、この島で給食調理員を募集しているのを見た。

この島に住めば心はキレイになるでしょうね。


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島を離れていく。


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今回は上陸が無かったが、いつか来てみたい。


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次はいよいよ目的の島。君の名は"悪石島(Akuseki-jima)"


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その一風変わった島名の由来について、
隠れ住んだ平家の落人が追っ手が来たがらない名前を付けた、との説。

その名の通り、島の周囲は断崖絶壁。


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来た方向を振り返れば、諏訪之瀬島の御岳が見える。


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トカラの島々は7つ全てが魅力的で、どこに行こうかとても迷う。


この島に行くことにしたのは、名前のインパクトから。


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悪石島やすら浜港
念願のトカラ、憧れの悪石島に上陸した。


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荷役を終えると、フェリーとからは次の小宝島に向かって出て行った。

次の上り便(鹿児島行き)は明後日の朝。
事前情報では、人口約50人のこの島に商店は無い。かろうじて自販機はあるという。
宿泊はキャンプ場でテント泊。ちょっとしたサバイバル気分。


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仮面神ボゼが描かれた、港の防波堤。
ニューギニア辺りを連想させる御姿である。


(続く)
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