"かくれんぼ全国大会"
なんてのがあったら、その会場にぜひこちらを提唱したい。
愛媛県愛南町外泊
(sotodomari)地区
この辺りは平地に乏しく、分家する際住む場所を開墾する必要があった。
そこで次男坊・三男坊達が斜面を切り開き、石垣を組んで家を建てた。
それがこの
外泊集落である。
集落内部にお邪魔。
かくれんぼとか言ったけど、ここですると
生傷が絶えないことでしょう。
石垣にぶつかった、階段で転んだ、辻で衝突した…
開催するにあたっては、救護体制の完備がマストになります。
集落内唯一
(?)の観光施設
「だんだん館」
"だんだん"とは、当地の方言で
"感謝"を意味する。
内部には昔の外泊集落の写真や、喫茶スペース有り。
予約すれば、郷土料理を食べることもできるようです。
"遠見の窓"家の中から海や風の様子を見て出漁を判断したり、
漁に出た夫や兄弟の無事を家族が想い、帰りは今かと眺めていた光景が想像できます。
集落の全景が見たいので、高台へ上ってみた。
ん~イマイチ。もうちょっと上がってみる。
どうでしょう。
人間の営みが感じられる
当地の厳しい自然環境を考えると、生命力さえ感じられる。
都会にはここの倍ほどの人間がいて、生気が感じられないビルがある。
自然に身を委ねて、の南予の人達だからこそできる、外泊の営みかもしれません。
段畑の水荷浦と同じく、ここも水には大変困る土地柄だと想像します…
車横付け
バリアフリー
便利さを諦めているからこその幸福が、ここにはある。
子どもの頃は、家が大きい城のように感じられた。
ここに来るとその石垣の高さに、大人であっても圧倒される。
童心に返ることのできる場所が、ここにある。
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