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先輩GYOさんの旅立ちから、5年が経とうとしていた。

初めての四国遍路は通し打ちで!
(1回で全て回ることを通し打ち、何度かに区切って回ることを区切り打ち)

そう考えていたこともあるが、大学卒業後は出身地の尼崎に戻って勤務を始め、
平凡な生活を送っていた。
それから半年経ったある日、我が家の近所で歴史的な事故が発生する。

firsthenro001.jpg

JR福知山線脱線事故


前日は友達が遊びに来て家で遅くまで飲んでいたため、朝は緩やかな始動だった。
その友達を駅まで送って行こうとするにも、路地から通りに出るだけで渋滞が酷くて車が動かない。

なぜだろう

その時は事態を把握できていなかった。
家から尼崎駅はそんなに離れていない。渋滞の列に並んではいつになるやらわからないので、
友人には車から下りて駅まで歩いて行ってもらうことにした。


友人と別れた自分は家に帰り、何となくTVを点けたところで、事の重大さに気付く。


福知山線で列車脱線、多数の死傷者…って、うちのすぐ近所やん!


映った映像を受け止め難くチャンネルを片っ端から回しても、ほぼ同じ映像だった。
TVショッピングだけがいつもと変わらない感じで、妙に安心した。

いやいやいや、そうこうしていれない。
事故現場の近くに友人が住んでいるため、様子見がてらすぐさま急行した。
こういう時にバイクは本当に役に立つ。有事には欠かせないツールと、自分は認識している。

幸い友人は何ともなかったが(理由は後述)、現場には先程の写真のような光景が広がっていた…



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


時間が経つにつれ、事態が把握できてくる。
この列車は宝塚・伊丹方面から大阪、そして東西線経由で京田辺へ向かって走っている途中で脱線した。
それ故、尼崎市民の乗車は少ない。阪神北部の住民が事故に遭った。

「尼崎」と言うだけで、自分の元へたくさんの友人が安否確認メールをくれた。
その都度「アマの人は大丈夫なんよ~」とメールを返した。本当にありがとうございました。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



この日、自分は休みで午後から内定していた次の職場へ、契約書類を持って行くことになっていた。
やりたい職種とかではなく「何となく働く」ではあるが、いかんせん働かなければ生活していけないので、
そこで雇ってもらうつもりだった。でも…



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



社会に身を置く大人としては、自分の行動は失格だったかもしれない。

しかしながらこの日、我が目で見た出来事は鮮烈だった。
人間、今日明日どうなるかわからない。歩く=健康なのが、数日経って保障があるわけではない。

福知山線の脱線事故は、自分にとってはそんなメッセージを与えた。
余談ながらこの事務所は市内の20階(?)にあり、そのロビーからは無数のヘリコプターを見た。
阪神淡路大震災の時も数多くのヘリが飛ぶのを見たが、今回は全ヘリコプター現場一極集中。
後にも先にも見ることの無い光景として、目に焼き付いている。



四国八十八ヶ所を歩いて回ると、健脚40日・通常50日。またある人は歳の数だけ日数がかかると言う。

ここに四国遍路を回るだけの日数が確保できた。
発心から5年越し、期せず形で旅立ちを迎えることになった。
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