上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ごはんを食べずに、時間外に平等寺さんに到着した昨日。
お天道様が昇った翌朝、改めて参拝に訪れた。


firsthenro033.jpg

昨日見てるであろう寺の姿を、全く覚えていない。
居着きの男性はどこへ行ったのだろう。

様々疑問が浮かぶが、特に気にせず参拝した。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


泊まらせて頂いた善根宿に戻り、大きな荷物をまとめて出立しようとした。
すると同宿だった年季の入った老遍路さんが一言。


「兄ちゃん、何を思ってお四国まいゆうが」
「遍路はただのハイキングじゃ意味ないでよ」
「わしに付いてこい」

上から目線で、言葉一つ取ってもぶっきらぼう。
何やこのオッサン!?


でも口論はしたくなかったので、ひとまず付いていくことにした。
良いことだけ吸収して、嫌になったら離れればいいや、そんな軽い考えで。

善根宿を出て、老遍路(以下、礼さん)に付いて行く。
その足取りは早い。同じくらい荷物を背負っているのに。悔しいけど、付いていくことができない。

遅れるくろまるを尻目に、礼さんは民家に入っては食物をもらって出てくる。
その食べ物を、くろまるに渡す。


「兄ちゃん、しばらく何も食べてないだろう」

どうしてわかる?
見破られたこと、その食物に手を付けてしまうこと、それがとても美味しいこと


全てが悔しかった。
ぐうの音が出ないとは、このことだ。


極めつけは民家に入り、お経を上げて金銭を受け取っている。
後に"托鉢(takuhatsu)"と言う行為だと知ったが、
礼さんが民家に入って行く行動全てが、初めて見る人種のものだった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


firsthenro034.jpg

23番薬王寺さん到着

阿波二十三ヶ寺最後の札所なれど、その記憶は無い。
この日はずっと、キツネにつままれているような感覚だった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


薬王寺さん参拝後、まだまだ明るいながら宿地はできたばかりの"道の駅ひわさ"に決めた。
同行の礼さんも、ここで就寝の準備を整え始めた。

ここには足湯がある。
風呂には入れなかったけれど足は湯に浸けて、温泉水含みのタオルを持って、厠で体を拭いた。


礼さんはお酒を飲んでいたけど、自分は遍路中はお酒を飲まないと決めていた。

相変わらずの上から目線でくろまるに話をするものの、


「兄ちゃんの前世は坊主や。坊さんになれ」


お遍路を終えて四国に移り住んで数年後、自分は本当に坊主になった。


<6日目>
22~23番
関連記事
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメントの編集・削除時に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    トラックバック

    Trackback URL
    Trackbacks


    最新記事

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。