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壮絶な釧路川下りを終えたくろまる。


まだ(釧路川に)来るレベルじゃなかった


もうカヌーはしばらくええわ
諸々の後片付けを終え、釧路のビジネスホテルに避難した。

久しぶりの囲い、ベット、テレビ
絶って初めてわかる、現代人の恵まれた生活。


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そんなホテルの部屋にて
和商市場で購入した花咲ガニをむしり食べた。


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美瑛では、ひまわりが満開だった。


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余市では、臨時特急"ヌプリ"

北海道の特急車両と言えば、やっぱりコレ。
今は忘れられた函館本線"山線"を駆ける姿がよく似合う。


って、ヌプリには乗ったわけではありません。ここで初めてその存在を知った。
突然の出来事に乗り逃してしまったが、今思うと大変惜しいことをした。


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締めはやっぱりサッポロクラシック!
北海道滞在中に何本飲んだことだろう。

ここはテレビ塔直下に開かれたビアガーデン。
この味もここまでかと思うと名残惜しいが、また来れば良い。


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たちまちは"カヌーもうええわ"と思ったものの、
今は違ったフネで下ったらどうか、とか他の人のレポを見て今回見れなかったもの等


また釧路川に行きたい∀


実力足らずの挑戦ではあったが、今後のカヌー人生において大きな一歩となった。



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釧路川ツーリング3日め


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4:00 標茶・開運橋


昨日の反省が生きて、3時起き→4時出
雨の予報が出ていたので絶対早立すると意気込んでいたが、結果が出た^^


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まだ薄暗く、霧が立ちこめる中を漕ぎ始める。水はとても冷たい。

前2日がウソのような静けさ、流れ、ロケーション。


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これだよ。ようやく釧路川に来た気がした。


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流路が蛇行しているため、フネの旋回が多い。
しかし、それもお手の物。それにはここに至るまでの経験が大いに生きている。


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エゾシカが顔を出したり、


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尻を見せたり。

余裕が出てきたのか、周囲の景色が目に入るようになっている。


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土壁

と言えば1日目の難所が思い出されるが、ここの土壁は眺める余裕がある。


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釧網本線の線路と、近づいたり離れたり。


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そうしているうちに、ゴールの細岡に着いた。
3日間、それもこれまで体験したことのないようなハードボイルドな川下り。
これまでの苦闘が報われるような感動的なゴールとなるはずだった。


しかしながら感動の上陸シーンは、細岡到達とほぼ同時に降り出した雨が
全て水に流していった。それも次第に激しい雷雨が…


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細岡カヌーポートから徒歩7~8分のところにある細岡駅。


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全ての道具とカヌーを、3往復かけて運んだ。

乗る予定の列車まで約3時間ある。
まずはバスタオルに身を包み、トイレを拝借して服を着替えて、
濡れた物を拭いて、カヌーをバラしてバッグに詰めて…
戦意喪失の身には、3時間は30分と同じ感覚だ。急がねば。


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神降臨


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地獄に仏とはこのこと


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この荷物を全て列車に乗せて、
釧路に着いてからバスかタクシーで運送会社に運んで…

今考えると、この旅で一番難しいことをしようとしていた気がする。


たまたま通りがかった郵便屋さんを呼び止め、
この場で大きさを測ってもらい発送の手続き。


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郵便屋さんは、終始嫌な顔一つせず去っていった。
旅は良くも悪くもあり得ないことが起こる。これだからやめられない。


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乗る予定の列車到着。ノロッコだった。
観光客でほぼ満席のこの車両、さきほどの荷物を乗せるなんて結果ノー


発車した列車は釧路湿原区間へ入ると速度を落とし、車窓風景サービス。


乗客の中から「カヌーで下ったら楽しいんだろうなぁ!」という声が上がった。
防水と虫除け対策をしてどうぞ。



釧路に戻り予約していたビジネスホテルへ。4日ぶりの布団泊



エピローグへ続く

釧路川ツーリング2日め


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9:00摩周大橋

朝は当地お約束の霧模様。ここの人達は洗濯干すの大変だなぁ


なんて思いながら、遅い出発。

何してたかって、前日に破損したフネの修理などなど
そんなのは前日にしておくべきだった。
この気温と湿度で接着剤はすぐには乾かない。


しばらくは弟子屈町内の護岸された中を下っていく。
これが下流で広大な釧路湿原を形成する大河とは思えない^^;


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通称"滑り台"と呼ばれる区間をクリアー

2つあり、ラフトで下れば楽しいと思う。
ファルトボートで通過するには、心臓に悪い。

間髪を入れずこの先には"南弟子屈の瀬"と呼ばれるファルト壊しの
箇所があるようで、自信が無ければポーテージ(上陸回避)すること。

と聞いていたが、それがどれかわからなかった。
後になってみれば、なかなかの落差と円柱の人口建造物が潜んでいる箇所があり
気がついた時は回避不能、意を決して突入したが、それだったのかもしれない。


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相変わらず倒木が多く、そこに向かっての流れに注意が必要。
潜木も多いが、川幅が広がったことで若干回避はし易くなった。


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人口建造物を見かけると、牧場らしい家畜臭がする。

好ましい香りではないが、どこか安心する。


もしここで何かあっても…


そんなことを考えるあたり、くろまるにはまだこの川は早かったようだ^^;


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陽が射してきた。


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後から見て「釧路川に来ました」と思える写真が撮れた。
行く前の時点で想像した釧路川イメージだ。


今後釧路川の話を誰かにする場合は、
屈斜路湖~弟子屈のアドベンチャー区間を前面に語るだろう。


中州に上陸してランチとした。
緊張も度が越えると、お腹が空かない(空いていることに気付かない)。


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ラワンブキ
ここにしか生えてないわけではないが、我が目で見えたのはここが初めてだ。


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釧路川橋

この橋を見て前述の"南弟子屈の瀬"は越えてたんだな、と確信できた。


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開発橋

カヌー旅において、橋梁は場所(地点)を知る欠かせない材料。


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瀬文平橋

目指す標茶・開運橋はもう少し


とか何とか言ってるうちに着いた。15:30頃ゴール


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上陸すると、テントを片付ける親子3人がいた。
聞けば昨日、屈斜路湖からここ標茶まで1日で来たと言う。着いたのは19:00

何とかゴールして丸一日休養していたようだ。


でもフネが壊れて下れないのでここで終わりですと。


密林区間・岩盤区間、1日で漕いだなんてスゲー


修羅場をくぐり抜けた人達は話が合う。初対面の立ち話であったが、


いつか四国のまったり川を下りましょう

そう約束をして、彼らの出立を見送った。


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釧路川下りで良いところは、弟子屈▲/標茶▲と下ると、毎日温泉に入れる事。
この日も例外なく近くの富士温泉に浸かり、リラックス。本当にありがたい。


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温泉の近くに公園があるのだが、


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ゾウさんの目がリアルで恐かった。



続く

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眺湖橋(Chokobashi)が見えてきた。
釧路川の源流であり、ここが川下りの始まり。期待に胸を膨らませ突入


と思いきや、橋下に杭が隠れており船をぶつけてしまう。
どうやら私は歓迎されていないようだ。


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釧路川は護岸されていない箇所が多く、自然の姿を留める-


ええ、確かにそうですね。
人が容易に立ち入ることができないので、この姿の変えようがない。

川幅があまり広くない上、流れが速い。
それでいて、岸から右に左に倒れた木や、沈んでいる倒木だらけ。
川自体が蛇行しているためカーブが多く、見通しが悪い。

いずれも四国の大河では経験したことのないもので、
それらを一度に経験することになった。


これ死ぬ


とまでは思わなかったけど、カヌーを壊さずに下ることができるのだろうか。


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美留和橋(Biruwabashi)事前情報では、ここからが本当に険しい区間であるようだ。


ここまでで引っかかったり沈するようであれば、ここで上陸するべき。


そんな事を書いてあるサイトもあった。

ここから本当の正念場が訪れます。


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沈しました。


倒木が流路を完全に塞いでおり、枝を避けたら船体が横になって、ゴロン
幸いそのすぐ先に浅瀬があったので、一旦上陸して体制を立て直すことができた。


体制は立て直っても、不安は広がるばかりだ。


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背筋凍りました。


人、いないよね…。

思わず辺りを見渡してしまったが、現れないことを切に願った。


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最大の難所"土壁"

激しい流れが倒木・潜木に向かって流れており、
そこに流されるとフネをひっかけて、最悪の場合クラッシュとなる。


浅瀬があればカヌーから下りて、歩いて先の流れを観察することは欠かせない。

それだけ慎重にスカウティングしても、
一度ササっているカナディアンカヌーの方へフネー流れていき、焦った。

窮地に立たされた人間は信じられないパワーが炸裂する

よく言われることだが、どうやら真実のようだ。

ナメック星の最長老さんに会わなくても、
釧路川に来れば眠っている真の力を引き出すことができます^^


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無事に本日のゴール予定地"摩周大橋"まで来ることができた。

既に先客が上陸して幕営している。

ここは橋のすぐ横に道の駅、その対岸には温泉があって、S級のキャンプ地。


オヤコツ地獄は地獄と言う名の天国
釧路川は聖地と言う名の生き地獄


同じ一日で天国と地獄を行ったり来たり。


何より、ヒト/フネどちらも無事で良かった。明日もカヌーを楽しむことができる。


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橋の銘板の上
ブレーメンの音楽隊かと思ったら、全部イヌだった。



続く

ついに、ついにやってきた。


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家を出て丸一日、ようやく釧路川下りのスタートラインに立った。


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預けていたカヌーを受け取り組み立て、荷物を積んでいざスタート!

釧路川の源流は屈斜路湖、しばらくは湖を漕ぐことになる。
空は今にも泣き出しそうだが、幸い風は弱い。順風満帆


なんてことは、今だから言えるw


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漕ぎ始めてすぐ、湖面から白いモヤが立ち込めているのを発見、近づいてみる。


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湖に手をつけてみた。温かい^^
湖底から温泉が湧き出している。圧倒的な量の湖水を温水に変えるそのパワー。
無尽蔵な地球の力を感じずにはいられない。

いかにスグルのパワーが強大でも、その源は個人。
対して、ネプチューンマンの力の源は地球そのもの。いくらスグルでも分が悪い。
誰だったか(テリーマン?)、そんなこと言ってたのを思い出した。


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雨が降り出した。
と言っても、どうせ水の上だ。あまり気にならない。


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噴煙を上げる壁が近づいてきた。


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「オヤコツ地獄」


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フネを着ける。ここは一度来てみたかった場所だ。


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地球が盛んに活動している場所で、その息吹を間近で感じることが出来る。


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先客あり。カナディアンカヌーで上陸、入浴を楽しんでいた。


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うまい具合に湯船が出来ており、早速浸かる。


熱い!!

すぐに湖水を招き入れてぬるくする。
しかし地球の無限パワーは怯まず、温度はなかなか下がらない。
とか何とか言ってる間に湯に慣れてきた。ちょうど良い塩梅^^


とても気持ちよい。
こういう出来事があると「カヌー始めて良かったなぁ」と改めて思う瞬間。


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ふと湖に目をやると島が見える。湖の中にある島としては日本最大。その名も"中島"。

屈斜路湖には一時期"クッシー"なる未確認巨大生物が噂になったが、
前述の通り酸性の温泉水が豊富に流れ込むため、実際の所生物はきわめて乏しい。


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とても気持ちよいのでこの場を離れたくないが、先々どうなるかわからない。


また来れますように。

次に来る時は、タマゴにイモ、岩カキもいいな。持ってきて蒸すんだ。


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流れの無い湖を漕ぐのは割と辛い。風が出てくると尚更。


小一時間漕いで、ようやく湖の出口=釧路川の始まる"眺湖橋(Chokobashi)"
が見えてきた。こんな小さい流れ出しが、あの大きな湿原を形成するのか…

あらゆる生命の始まりがここかと思うと、非常に感慨深い。


いや、今思えばそんなこと言ってられるのはここが最後だった。


この橋が生き地獄の門になるとは、この時は知らない…。



続く



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